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今まで、私は主にジグで太刀魚を狙ってきました。ジギングももちろん釣れますが、だいたい釣れるのは F2〜F3サイズ。数は釣れるけど小さくて、捌くのも大変で、正直、多すぎることもあります。
私はこれまで何度かテンヤも触ったことがありますが、真剣に取り組んだことはありませんでした。今年は本気で挑戦することにしました。オンラインで調べたり他のアングラーの話を聞いた感じでは、一般的に 数を狙うならジグ、サイズを狙うならテンヤ が良い、という印象です。
というわけで、2025年シーズンは「ドラゴンクラス」の太刀魚を狙うために、ジギングではなくテンヤでスタートすることにしました。
今シーズンは シマノ フォースマスター601DH 電動リールと シマノ ライトゲームBB 64MH200 ロッドを使用。特別派手ではないけど、 ゴムボートから太刀魚を狙うには非常に便利 です。
新型フォースマスターは タッチドライブ になっており、旧モデルよりもスムーズ。ボタンを操作する必要はほとんどなく、アクセルのように押すだけでスピード調整可能。魚が掛かっても、エサを探っているときも簡単に速度調整できます。落とし込み用のレバーもあり、エサを自然に落とせます。
一番助かるのは 腕が疲れないこと。加太の釣り場は水深 50〜90m。手で90mも巻き上げるのは正直キツいです。フォースマスターならボタンを押すだけでOK。 8時間のゴムボート釣行 でも腕が楽です。
ロッドの ライトゲームBB 64MH200 は相性抜群。柔らかい穂先で太刀魚の小さなアタリも分かりやすく、引きが強い魚が掛かっても安心。長さもちょうどよく、狭い船上でも扱いやすく、しっかり持ち上げられます。
派手さはないけど、信頼できて長時間でも疲れにくいセット です。
今年は ダイワ オートフッキング のテンヤ、重さ 50号、ゼブラグローに青のストライプを選びました。オートフッキング機能は、魚が噛んでもフッキングのチャンスが増えるので助かります。
エサは 業務スーパーのイワシ を使い、赤 爆釣液 に一晩浸してから液を切り冷凍しました。アミノ酸たっぷりで太刀魚を引き寄せ、赤く染まることで水中で目立ちます。見た目がハロウィンっぽいので、私は 「ゾンビ餌」 と呼んでいます。
さらに、100均の グローたこ餌 をフックに装着し、テンヤヘッドの下には トリプルフック も追加。ちょっとした工夫ですが、大きい魚が掛かっても逃げにくくなります。
最後に 30cmのワイヤーリーダー を装着。魚が警戒するという意見もありますが、水深70mではほとんど気になりません。少しアタリが減っても、1,200円のテンヤを失うよりは安心 です。
イワシは 真っ直ぐフックに付けることが重要。斜めになると水の抵抗が増え、自然な落下や誘いが崩れます。
頭は釣行中に ハサミで切る のがおすすめ。事前に切ると腸が傷み、解凍時にぐちゃぐちゃになってしまいます。
フックにセットしたら、ワイヤーは 頭と尾の部分だけをしっかり巻く。お腹は傷つけないように優しく巻きます。自然に見えつつ、落下や数回のアタリで外れないようにするのがポイントです。
まずは 棚(魚がいる水深) を確認。テンヤを底まで落とし、ゆっくり巻き上げながら時々止めます。半分まで来てもアタリがなければ、再び底まで落として繰り返します。忍耐が大事。
アタリがあったら、必ず 深さを記録 します。フォースマスターの メモリーボタン を押すとその深さが保存され、次回テンヤを落とすとその深さでビープ音が鳴ります。これで効率的に釣れた層を狙えます。
完了したテンヤ― Daiwa Auto Hooking 50号
棚が分かれば簡単です。私の基本パターンは:
「リフト → フォール(テンションをかけながら) → ウェイト → 巻く → 繰り返す」
テンヤを棚まで落とし、穂先をゆっくり持ち上げ、落下中もラインにテンションをかける。止めて少し待ち、軽く巻いて繰り返します。反応がなければ、棚の前後 ±10m くらいを探ります。
穂先を小刻みに振る方法もありますが、私は リフト&フォールが一番効果的 だと思います。
アタリが来たら焦らず。2〜3回の小さなアタリの後にアワセて巻き始める。ロッドは 45°くらいに保ち、持ち上げるときも巻くときもテンションをかける。ラインが緩むと太刀魚が頭を振って切ることがあります。
水面近くまで来たら、リーダーで持ち上げて船に取り込みます。
太刀魚を扱うときは必ず ハサミを使う。去年、F2サイズの太刀魚に指を噛まれ、深く刺さって抜けませんでした。幸い友人がヘッドをハサミで切って助けてくれました。以来、必ず太刀魚用ハサミを用意 しています。安全第一です。
テンヤでの太刀魚釣りは、ジギングとは全く違う体験でした。忍耐力とアタリの感覚 が勝負で、ドラゴンクラスを狙う緊張感もたまりません。
釣り方やタックル、エサの準備をしっかりすれば、結果もついてきます。太刀魚は予想外の動きをするので、安全には十分注意。ハサミを常備し、持ち上げ・巻きの両方でラインにテンションをかけることが重要です。小さなミスでも痛い目に遭います。
全日ゴムボートでの釣行でしたが、F5太刀魚を釣り上げた喜びは格別。準備や忍耐も全部報われます。
釣行の様子やテンヤの使い方、ドラゴンクラス太刀魚のやり取りを見たい方は、ぜひ YouTube動画 をチェックしてください: